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2025.10.07

【まるわかり】「放送監視」の仕事内容を徹底解説!どんな業務をするの?

テレビやラジオの放送が、毎日途切れず正確に届けられている裏側を考えたことはありますか?

その理由は、裏側で「放送監視」という仕事が支えているからです。普段はあまり知られていませんが、放送監視は放送局や制作会社にとって欠かせない重要なポジション。

番組の映像や音声、テロップ、CMなどを24時間体制でチェックし、トラブルを未然に防ぎます。

この記事では、放送監視の具体的な仕事内容や求められるスキル、この仕事に向いている人の特徴まで、わかりやすく解説します。

放送監視とは?仕事内容と役割を徹底解説

まずは、一般的になじみが薄い放送監視と言う仕事の内容と役割を詳しく紹介します。

放送を「守る」プロフェッショナル

放送監視とは、テレビ局やケーブルテレビ局などで、放送中の番組・CM・テロップなどをリアルタイムで確認し、異常がないかを見守る仕事です。

放送中に映像が止まる、音声が途切れる、誤ったテロップが出るなどの放送事故が起きないように、常に画面と音声を監視します。

異常を発見した場合は、すぐに関係部署へ連絡し、対応を指示・記録するのも重要な役割です。わずかな乱れも見逃さない集中力と判断力が求められます。

主な業務内容

放送監視の業務は、次のように多岐にわたります。

  • 映像・音声のチェック:ノイズ・映像乱れ・音ズレなどを確認
  • CM・テロップの確認:順番や内容が正しいかを確認
  • 放送ログの作成:異常の発生時間・内容を記録
  • システム監視:送出システムやサーバーの稼働状況を確認
  • トラブル対応:異常が発生した際の報告・連絡・復旧支援

放送監視は、表には出ないながらも「放送の品質と信頼」を守る最後の砦といえます。

放送監視の勤務形態

放送は24時間365日行われるため、監視業務もシフト制での勤務が一般的です。深夜・早朝勤務もありますが、その分、平日昼間に自由な時間を取れるというメリットもあります。

放送監視に向いている人の特徴と必要なスキル

放送監視の仕事内容や役割を理解したところで、興味を持った方もいるでしょう。しかし、この仕事には向き不向きもあるのが現状です。ではどんな方がむいているのでしょうか?

向いている人のタイプ

放送監視は、以下のようなタイプの人に向いています。

  • コツコツと集中して取り組むのが得意な人
     → 長時間モニターを見続けるため、注意力と集中力が不可欠です。
  • 慎重で正確さを大切にできる人
     → 1秒のミスが放送事故につながることもあるため、ミスを防ぐ意識が重要です。
  • チームでの連携を大切にできる人
     → 異常が発生した際は、関係部署への素早い報告・共有が必要です。
  • 放送やメディアに興味がある人
     → 番組制作や映像技術に関心がある人にとっては、現場を支えるやりがいを感じられるでしょう。

求められるスキル・資格

放送監視の仕事に必須の資格はありませんが、次のようなスキルが役立ちます。

  • 基本的なPCスキル・映像機器の知識
  • 映像・音響に関する基礎理解
  • 放送業界の仕組みや番組編成の流れの理解

放送技術や映像編集の経験があると即戦力として活躍でき、未経験の場合でも研修で学びながらスキルを身につけることが可能です。

ただ、未経験からでも挑戦できるものがあるため、絶対に経験が必要と言うわけではありませんので安心してください。

現場で求められる「放送監視の心得」

TBSイノベーションのインタビューによると、実際の現場では「小さな違和感を見逃さない観察眼」や「冷静な対応力」が評価されるとのこと。

画面の明るさや音量の微妙な違いに気づけること、そしてトラブル発生時も慌てず報告・判断ができることが重要です。

放送の裏側を支える“静かなヒーロー”たちになりませんか?

放送監視の仕事は、まさに「放送を守る最後の砦」。

視聴者に安心して番組を届けるために、ミスを許さない緊張感の中で責任を果たすプロフェッショナルな職種です。

地味に見えるかもしれませんが、放送が無事に終わった瞬間に感じる達成感は大きく、番組の一部を支える誇りを感じられる仕事でもあります。

未経験から挑戦できる求人も多く、放送やメディア業界に関心がある人にとっては貴重な第一歩となるでしょう。

例えば、日テレ人材センター(旧・日テレ人材サービス)では、放送監視や技術職、制作補助など放送関連の仕事を幅広く扱っています。もちろん、事務やコールセンターといった仕事もあります。

放送業界で働いてみたい方は、ぜひ一度求人情報をチェックしてみてください。