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2020.03.13

言葉の向こうに仕事が見える!テレビ・映像業界用語20

カメラマン

テレビ・映像業界というと、「ロケ現場やスタジオで、業界用語が飛び交っている・・」というイメージがあるのではないでしょうか。 バラエティ番組などに出演しているお笑い芸人やタレントが、業界用語を使って視聴者を笑わせたりしているのを耳にしたことがある人が多いのではないかと思われます。

今回は、テレビ局や映像制作の現場でよく使われている業界用語を紹介しながら、それぞれの仕事内容を見ていきたいと思います。

収録現場などで使われる用語の代表10

アテレコ」・・・「当て」て「レコーディング」の略。映画の吹き替えや、再現VTRなどに声をあてるときに使います。人物の場合は口の動きに合わせなければならず、翻訳家、声優やナレーターの腕の見せどころです。

押し」・・・番組進行上、予定の時間より遅れること。「10分押し」などと使います。他業界でも、一般的に使われている言葉ですね。テレビ局や映像関連の仕事はなかなか予定通りに行かない事も多いというわけです。

カンペ」・・・「カンニングペーパー」の略。進行役に動きやセリフの指示を紙に書いて出すこと。最近は、バラエティ番組などで、トークの最中に触れられるシーンが増えましたね。

完パケ」・・・「完全パッケージ」の略。そのまま、番組としてオンエアできる状態を指します。収録したものを、撮影した素材を編集して「完パケ」に仕上げるのは制作の仕事です。

ケツカッチン」・・・スケジュールの終了時間が厳しく決められていること。出演者に次の予定が入っているときなどに使われます。予定通り進行せず、「10分押し」になることもありますが、誰かが「ケツカッチン」の場合はうまく調整しなければなりません。

」・・・放送時間の長さのこと。

つまむ」・・・編集でカットすること。テレビ番組における制作の仕事のひとつです。収録した後、セリフやシーンをカットしたり、字幕や音声を入れたり、さまざまな編集をして放送できる状態にします。

てっぺん」・・・深夜0時のこと。収録が深夜に及ぶだけでなく、深夜始まりということもしばしばあるのです。

なぐり」・・・美術スタッフ(撮影で使用する舞台装置や小道具を作る人)が使用する金槌のこと。美術スタッフは、資格や免許が必要なわけではありませんが、デザイン系の専門学校や美大出身の方が多い仕事です。

仕事関係の会話で使われる用語の代表10

あご、あし」・・・「あご」は食事のこと。「あし」はタクシーなどの乗り物の事。「あご」は一般的にはなじみがない言葉ですが、「あし」は目的地に行くための乗り物が無いときに使ったりしますね。

アナ」・・・アナウンサーの略。これも「人気アナ」「〇〇アナ」など、今では普通に使われる言葉です。

ガチ、ガチンコ」・・・「本物の」「本当の」という意味で¥われます。この言葉も、テレビ局や映像制作の業界限定ではなくなっています。

ガセ」・・・嘘、または偽の情報。「お騒がせ」が語源です。「ガセネタ」などという言葉は、私たちの日常会話でもよく聞かれます。

がや」・・・もともとは「エキストラ」の意味。「にぎやかし」ともいわれます。「がやがやした声」を担当する「その他大勢」が語源です。今では番組で場を盛り上げるリアクションをする芸人の事を「がや芸人」といったりします。

ギャラ」・・・報酬のこと。「ギャランティ」の略。テレビ・映像業界特有の用語のなかでは、最も有名な言葉のひとつです。

宣材」・・・「宣伝材料」の略。タレント、ミュージシャン、番組などの宣伝用の写真を指します。

タイアップ」・・・アーティストがCMやドラマに挿入する楽曲を提供し、テレビ局は曲の宣伝をするなど、持ちつ持たれつの関係のこと。「タイアップで大ヒットした曲は?」といわれると、すぐ浮かぶ曲があるのではないでしょうか。

ばらす」・・・予定をキャンセルすること、あるいは舞台装置を解体すること。お笑い芸人が出演するバラエティ番組で取り上げられ、知った人も多いかもしれません。こういった言葉から、テレビ局や映像制作の仕事ではスピードと臨機応変さが求められているのがよくわかります。

番宣」・・・「番組宣伝」の略。新しいドラマが始まるときに、その出演者がワイドショーやバラエティ番組に出演するのをよく見かけます。番組内でドラマの宣伝をしたりするのが「番宣」です。

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今回はごく一部をご紹介しましたが、テレビ局や映像業界特有の用語はまだまだたくさんあります。あらためて並べてみると、仕事の特徴が窺える言葉も少なくありません。既に一般語として認知されているものも多く、関わった番組が社会に大きな影響を与えるのも、この業界の仕事におけるやりがいのひとつでしょう。

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