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2024.03.19

音楽業界における職種の「A&R」とは?

日ごろから音楽を聴くのが好きで、音楽業界に携わる仕事に就きたいとお考えの方におすすめなのが「A&R」。

レコード会社に所属しているアーティストの育成やプロモーション、新人アーティストの発掘などを担う、音楽関連の人気職業のひとつです。

今回はそんな「A&R」の具体的な仕事内容や、就業のために必要なスキル・経験についてレポートしていきます。

A&Rの仕事内容

A&Rは、「Artists and Repertoire(アーティスト・アンド・レパートリー)」の略語で、新人アーティストがファンを獲得するために、また長く活躍できるように、マーケティング的な視点からサポートする職種。

アーティストの成長やサクセスをすぐ近くから見届けることができる、やりがいのある仕事です。

主な業務としては、アーティストのプロモーション・マネジメント、楽曲・アルバムの制作、ライブ・イベントの企画、新人の発掘などが挙げられます。

「プロモーション」はアーティストの知名度や人気を高めるための宣伝活動。

アーティストの魅力を最大限に引き出すために、アーティストと話し合いながら、コンセプト、ブランディング、活動内容などの方向性を決め、実行していきます。

「マネジメント」は、アーティストの代わりに営業・契約交渉、スケジュール管理、窓口業務などを行う仕事です。

またA&Rはアーティスト活動の根幹にあたる「楽曲・アルバムの制作」、「ライブ・イベントの企画」にも携わります。

コンセプトの企画から、作詞家・作曲家・サポートメンバーの選定、楽曲のアレンジ、レコーディング、CDジャケットのデザイン、メディア出演・取材・ミュージックビデオといったプロモーション戦略までを総合的にフォロー。

アーティストやレーベルの世界観を守りつつ、市場・ターゲットが求める作品を届けることでビジネスとしても成立させる重要な役割といえるでしょう。

加えてライブハウスに足を運んだり、オーディションを開催したりして、将来有望なアーティストをレコード会社にスカウトする「新人発掘」に携わるケースも少なくありません。

A&Rに必要なスキルと経験

A&Rとして活躍するために必要なスキルとして、まず挙げられるのがマーケティングをはじめとする「ビジネススキル」です。

アーティストを成功に導くためには、市場・ターゲットの分析、他のアーティストとの差別化、効果的なプロモーション、斬新なアイデアの企画、中長期的なプランニングといった戦略的なアクションが必要になります。

また多岐にわたる業務の遂行、制作スケジュールの調整、複数のアーティストのマネジメントを実現するための管理能力も欠かせません。

レコード会社のほかの社員や、担当のアーティストを含むクリエイター、各種メディア関係者など、さまざまな人と関わるうえでは「コミュニケーション能力」も重要です。

新人のスカウトでも、短い時間でいかに信頼関係を形成できるかが鍵になるでしょう。

もちろん、「音楽が好き」「アーティストを成功させたい」という情熱があることも、A&Rの大切な素質。

新人発掘やプロモーションのためには、全国のライブハウスを周ったり、ブレイクしたアーティストや楽曲の研究をしたりと、日ごろからシーンにアンテナを張ることが重要です。

楽曲制作に直接関わるわけではないものの、音楽的な知識もある程度は必要になります。

このように幅広いスキルが求められるA&Rは、マーケティング・営業・音楽制作などの業務経験や、音楽業界での経験があると就業に有利でしょう。

メディア業界の求人情報が豊富な「日テレ人材センター」では、音楽業界やA&Rの職種の案件を取り扱っています。

職種・業界未経験からチャレンジできる仕事もあるため、「音楽に携わる仕事がしたい」という方はぜひ求人情報をチェックしてみてください。