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2021.11.08

有料オンラインライブ配信が増加中!映像・動画業界のトレンドとお仕事トピックス

インプレス総合研究所が発表した『動画配信ビジネス調査報告書2021』によると、「有料動画配信サービスを3ヵ月以内に利用した」と答えた人が、2年連続4ポイント以上増の25.6%に及ぶなど、好調をキープしている動画配信ビジネス業界。

背景にあるのは新型コロナウイルス感染拡大にともなう、巣ごもり需要です。自宅で楽しめるサービスに注目が集まるなか、各社がプロモーションに注力をしてきました。話題となるオリジナルコンテンツも次々に誕生し、有料・無料を問わず動画配信サービスは幅広い層に浸透しています。

今回はなかでも人気急上昇中の動画共有サービスと、有料オンラインライブ配信の動向をご紹介。映像・動画業界に興味があるという方は、ぜひチェックしてみてください。

動画共有サービスでは音楽が人気

動画配信ビジネス調査報告書2021によると、「普段よく視聴する映像・動画の種類」として動画共有サービスを挙げた人は45.9%。リアルタイムのTV番組(69.9%)、録画したTV番組(54.9%)に次ぐ3位にくいこみ、無料・有料の動画配信サービスを上回る結果となりました。

「よく視聴する映像・動画のうち最も好きなもの」の調査でも、全体的に似たような傾向となり、前年から比べると動画共有サービスは着実にシェアを拡大しています。とくに10〜20代の男女と、30代の男性から多くの支持を集めました。

利用している動画共有サービスの項目では、YouTubeが95.5%と突出しており、コロナ禍でさらに人気が高まるという結果に。月間視聴人数は6500万人を突破しています。

「よく視聴されている動画のジャンル」では、映画・ドラマ・アニメ・バラエティが人気の動画配信サービスに対して、動画共有サービスでは音楽が48.8%と高いシェア率を誇り、趣味・教養、ゲームの実況や攻略、料理と続きます。このように、見られる動画の傾向が異なるのも動画共有サービスの特徴といえるでしょう。

有料オンラインライブ配信の急成長

有料オンラインライブ配信は、直近1年間で急速にシェアを拡大した分野のひとつです。

動画配信ビジネス調査報告書2021では、認知度が65.1%と急上昇しました。さらに他の有料動画と比べてチケット代が高額であるにもかかわらず、すでに利用したことがあると答えた人は11.0%に及びます。

やはり背景にあるのはコロナ禍での音楽・舞台・イベントなどの開催中止や動員制限。

リアルイベントの代替やファンとのつながり維持を目的に、チケットエージェンシーをはじめとする数多くの事業者が参入しました。今では多くの有名アーティストがオンラインライブを開催しており今後、有料オンラインライブ配信の利用者はますます伸びていくことが予想されます。

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