映像制作、動画制作、OA事務、宣伝・・・マスコミ、テレビ、エンタメ業界の人材派遣・人材紹介の日テレ人材センター

日テレ人材センター

ホントが知りたい!「テレビ・映像ディレクター」という仕事

ホントが知りたい!「テレビ・映像ディレクター」という仕事
2020.02.13

ホントが知りたい!「テレビ・映像ディレクター」という仕事

テレビ番組を制作する現場において、映像ディレクターは、 プロデューサーが決めた映像コンセプトや内容に沿って、 カメラマンや照明、映像編集者などへ指示を出しながら実質的な制作や演出の指揮をとる大切な役割を担います。映像ディレクターは「監督」と呼ばれることもあり、作品のクオリティに対する責任と決定権を握っています。

映像ディレクターの仕事内容は多岐にわたります。

まず、新しい番組の制作が決まったら企画会議を行います。放送作家や構成作家とともに企画を練り、構成・シナリオを作成。その後、出演者を決めるキャスティング、オーディション、スタッフの選定などを行い、全体を設計できたら撮影に入ります。

撮影現場では、番組の演出全体を考えてスタッフの指揮をとります。現場の雰囲気や進行の仕方によっても番組のクオリティは大きく左右されます。照明・音響・大道具・小道具・カメラマンなど多数の専門スタッフに対し演出イメージを的確に伝え、細かく指示を出します。

どんなにおもしろい企画も、出演者にコンセプトや役割を理解してもらい、うまく動かして撮影を行わなければ意図を反映した映像には仕上がりません。出演者に直接演技指導をしたり、時には自らカメラをまわしたり、番組の最初から最後まで全てがイメージ通りであるかを確認しながら、映像を作り上げていきます。

撮影後は編集作業です。どのカットを使用するか、出演者のどの表情を選ぶかなど、編集の一つひとつにディレクターのセンスが表われます。ナレーションや音楽を入れ、指定された時間内に収まるように編集します。

映像ディレクターに求められるスキルは、マネジメント力と発想力、演出力、構成力です。決められたスケジュールや予算をふまえて、 大勢のスタッフを統率しながら制作を進めるためには、スタッフマネジメントは必要不可欠です。映像の企画を考えるうえで、視聴者を惹きつけるアイデアを生み出す発想力も欠かせません。コンテンツを構成する力や、全ての関係者と的確な意思疎通を行うコミュニケーション力も求められます。

テレビ・映像ディレクターになるには、テレビ局や番組制作会社・プロダクションに就職するのが一般的です。入社後しばらくはアシスタントディレクター(AD)として経験を積み、映像制作の全体の流れや専門的で幅広い知識・技術を身につけます。自社制作の番組やコンテンツづくりに参加していただけるスタッフとのリレーションも、ディレクターとしてひとり立ちしたときに大きな力となります。

自分のアイデアを形にして、「おもしろい」「よかった」「感動した」などといった評価が得られること、クライアントや視聴者に認められることは映像制作の大きな喜びであり、新たなコンテンツを制作していくモチベーションにつながります。「映像制作が好き」「人の心を動かす番組や作品を世に送り出したい」という強い気持ちがあるなら、「映像ディレクター」をめざして一歩を踏み出してみましょう。