ECサイトの運営に関わる仕事と未経験からでも働くには?
オンライン上で商品の売り買いができるECサイト。
国内のECサイトの市場規模は年々成長しており、2022年には前年比9.9%増の22兆7,449億円に達しました。
このECサイト市場の拡大にともなって、ニーズが上昇しているのが「ECサイト運営」の仕事です。
今回はECサイト運営に興味があるものの、業界のことはよくわからないという人に向けて、ECサイト運営の具体的な仕事内容を紹介します。
また未経験から就業する方法も解説するため、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
ECサイトの運営に関わる仕事
ECサイトを運営するうえでは、サイト制作から売上の管理まで、いくつもの業務プロセスが必要になります。
ひとりが全業務を担うケースもあるものの、サイトの規模が大きければ数人の運営者で分業するのが基本です。
ECサイト運営の主な仕事として、まず挙げられるのが「サイトの制作・管理」。
顧客がアクセスして商品を選び購入するためのサイトを制作する業務で、売上に直結する重要な工程といえるでしょう。
商品が売れるECサイトをつくるためには、ターゲットとなる顧客層のニーズを踏まえて最適なコンセプトやデザインを設計する必要があります。
またサイトを立ち上げたあとも、アクセス・売上を増やすための仮説検証が欠かせません。
これらの施策を実際にECサイトに反映させるのが、制作・管理の役割です。
一方、「商品企画」はECサイトで取り扱う商品を企画します。
ECサイトで実際に売上を出すためには商品がトレンドや顧客ニーズと一致していることが不可欠。
そのための情報収集・分析に加えて、自社で製造するのか他社から仕入れるのか、原価に対してどれくらいの価格で販売するのか、などを明確にしていくのも重要な業務です。
「商品管理」は商品の流れをコントロールします。在庫をかかえすぎないように市場分析などを行って販売量を予測。適量の仕入れを行う仕事です。
以上の仕事はいずれもECサイトの集客あるいは売上・利益を左右するポジションで、「フロントエンド業務」と呼ばれています。
対して、商品の受注から出荷までを円滑にするための事務を担うのが「バックエンド業務」。
主なバックエンド業務としては、商品の特徴を文章・画像で説明する「商品情報登録」、購入された商品の在庫を確認する「受注管理」、受注内容に基づき商品を発送する「出荷作業」、顧客からの問い合わせに対応する「アフターサポート」などが挙げられるでしょう。
未経験からECサイト運営に携わるには
ECサイト運営に未経験から携わるには、目指したいポジションを具体化して適性をアピールすることが重要です。
フロントエンド業務であれば、異業種でのサイト制作やWebマーケティング、商品企画などの経験が役に立ちます。
またサイトへのアクセスを増やすSEOの知識や、SNSの運用経験などもアピールポイントになるでしょう。
バックエンド業務でも、異業種での受注・出荷の経験はそのままECサイト運用に活かすことが可能。
文章スキルを「商品情報登録」に活用したり、接客・コールセンター業務の経験をアピールして「アフターサポート」の仕事を目指したりといった切り口もあります。
これらのスキル・経験がなくても、事務職であれば未経験からの就業を目指せる場合があります。
たとえば「日テレ人材センター」では、一般事務・総務事務・採用事務などのECサイトに携われる求人を扱っています。
いずれも事務経験やPCスキルさえあれば、未経験でも応募することが可能です。
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