クリエイターじゃなくても転職できる! アニメ業界で注目の3職種
いまや世界中で人気があり、国内でも多くのファンを獲得している日本アニメ。情熱的なアニメファンの中には、作品を楽しむだけでなく制作そのものに関わりたいという人も多いのではないでしょうか。
しかし「アニメ制作の仕事=アニメクリエイター」というイメージがあるために、「自分には絵を描く才能がないから」と諦めていませんか?
実はアニメ制作に関わる仕事は、クリエイタ―だけではありません。
今回は、絵が描けなくても念願のアニメ業界に携われる注目の仕事として「制作進行」「ディレクター」「プロデューサー」の3職種を紹介していきます。
制作進行
制作進行、ディレクター、プロデューサーの3職種のうち転職のハードルが最も低いのが「制作進行」で、特別なスキル・経験がなくても転職することができる仕事です。
仕事内容は、アニメの制作がスケジュール通りに進むように、絵コンテ・作画打ち合わせ・レイアウトといった各プロセスをサポートすること。クリエイターと同じ現場に身を置きながら、1本のアニメが完成するまでの工程に携わることができ、アニメファンにとって非常にやりがいのある仕事といえます。
制作進行の具体的な業務は、スケジューリング、予算の確認、スタッフの手配、絵コンテの回収、原画のチェック、設定資料のコピーなどさまざま。進捗が遅れているクリエイターに提出を促したり、パイプ役として監督・演出家を含む各部署間の調整を行ったりと、コミュニケーション能力が必要な仕事でもあります。
給与水準は決して高いとはいえないものの、5〜10年ほど経験をつめば制作デスクやディレクター、プロデューサーへのキャリアアップも可能です。給与が上がり、任される仕事の幅も広がるため、仕事を継続していくうえでのモチベーションになるかもしれません。
ディレクター
アニメ制作の現場全体を統括する「ディレクター」は、作品の構成、絵コンテの作成、アニメクリエイターや声優への指示出しなど、さまざまなプロセスにおいて決定権をもつ重要な仕事。制作進行として現場経験を積むことで、クリエイターでなくても昇格できる可能性があります。
ただし自ら作画することはないとはいえ、シナリオ・映像表現・編集・演出・美術・音楽など、アニメ制作に関わる幅広い知識は欠かせません。またクリエイターをまとめるリーダーシップやマネジメントスキルが求められる仕事です。
アニメ作品の完成度はディレクターの腕にかかっていると言っても過言ではなく、相応の経験と実力が求められます。それだけにやりがいも大きいでしょう。
プロデューサー
制作進行、ディレクターのキャリアを積むことで、ステップアップできる可能性があるのがプロデューサーです。
制作現場の責任者であるディレクターに対して、プロデューサーはアニメプロジェクトの総責任者というポジション。アニメ作品の企画・立案、スタッフの補填・管理、プロモーション戦略などプロジェクト全般に関わるため、ディレクターと同じく多くのスタッフを統率するリーダーシップと、アニメに関するありとあらゆる知識が必要になります。
プロデューサーという仕事の最大の魅力は、自らの企画でヒット作品を生み出せることです。アニメファンなら誰もが憧れる仕事ではないでしょうか。
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