最近、注目度UP!異業界からでもめざせる アニメに関わる仕事【後編】
毎年300本以上のアニメ作品が制作され、コロナ禍の中でも安定的に好調をキープしているアニメ業界。
前回から2回にわたり、異業界からでもめざせるアニメに関わる仕事を解説しています。【前編】では制作進行を取り上げました。
【後編】では引き続き、アニメ業界における「営業」「広報」「マーケッター」「事務職」を紹介していきます。
営業
アニメの収益化を実現する営業も、アニメ業界には欠かせない仕事のひとつです。
原作となる漫画・ゲーム・小説を見つけて権利を獲得したり、放送局・出版社・スポンサーへの提案・交渉を行ったりと、幅広い分野と関わりながら企画を進めていきます。当然、高いコミュニケーションスキルは必要不可欠。
またキャラクターグッズをはじめとする商品化や、動画配信などの権利販売も営業の重要な役割です。日本のアニメ作品は海外からの人気も高いため、語学力が役立つケースも少なくありません。
アニメ業界未経験でも、他業界での営業経験があれば十分にチャレンジできるでしょう。
広報
広報はプレスリリースやホームページ、SNS、イベント、取材対応などを通して、社外向けに自社やアニメ作品についての情報発信を行う仕事です。その意味ではつくり手の代弁者にもなりうる重要な役割といえます。
また調査・分析を通して、適切なPR戦略を立てるのも重要な業務のひとつ。ほかに自社の情報を社員に向けて発信することで意識を高める社内広報の仕事もあります。
アニメ業界の広報への転職には、広告代理店・PR会社などでの業務経験、または他業界での広報経験があると有利です。
マーケッター
マーケッターの仕事は簡単にいうと、アニメ作品を「商品」として世に出すこと。市場・ターゲット調査を通して顧客のニーズを見極め、アニメの企画考案や、放映手法の考案、プロモーション活動などを行います。
視聴者がどのような作品を求めているかを敏感に察知する必要があり、アニメ業界についての深い知識は不可欠になります。またアニメ業界に限らず、さまざまな分野につねにアンテナを張ることも必要です。
どれだけ作品としてのクオリティが高いアニメでも、視聴率や興行収益などの「結果」が伴わなければ評価を得ることはできません。その意味で責任のある重要な仕事といえます。
事務職
アニメ業界にも総務をはじめとする事務職の存在は不可欠です。
具体的な仕事内容は、電話やメールの対応から備品管理・資料のファイリング・企画運営とさまざま。経理・人事など担当部署への配属になることもあります。
基本的には淡々と進めていく業務が多く、忍耐強い人に向いているかもしれません。また社内・社外でさまざまな人と関わる仕事なので、コミュニケーション能力も求められるでしょう。
アニメ制作現場のすぐ近くが職場というケースも多いため、アニメ好きな方におすすめです。事務職未経験からチャレンジできる可能性もあります。
このように異業界からでもめざせる仕事が豊富なアニメ業界。
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