最近、注目度UP!異業界からでもめざせる アニメに関わる仕事【前編】
コロナ禍でも、ヒット作が大きな話題となったアニメ業界の注目度がますます高まっています。
アニメ業界に就職・転職をするには「絵を描くのが上手いなどのクリエイティブなスキル」や「アニメ制作の経験」が必要というイメージがあるかもしれません。「アニメ業界で働いてみたいけど、自分にはスキルも経験もないから転職は無理」と諦めている方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では【前編】と【後編】の2回にわたり、異業界からでもめざせるアニメ関連の仕事とその内容をご紹介。さらに【前編】ではアニメ業界の直近のトレンドについても解説していきます。
アニメ業界への転職に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
アニメ業界の現状
年間300本以上のアニメが制作されるアニメ業界。テレビ放送にとどまらず、『君の名は』『鬼滅の刃』『天気の子』『新世紀エヴァンゲリオン』など、多くの作品が映画でも大きな成功をおさめました。
またアニメは日本の文化を海外に展開する「クールジャパン政策」の中心に位置づけられており、世界各国からも絶大な人気を誇ります。
コロナ禍の影響を受けながらも、Amazon PrimeやNetflixといった動画配信サービスやグッズ販売に支えられ、アニメの市場規模は2兆円以上をキープ。いまや日本国内で最も勢いのある業界のひとつといえるでしょう。
異業界からでもめざせるアニメ業界の仕事
ディレクターやアニメーターなど、クリエイティブなイメージの強いアニメ業界ですが、実際には業界経験ゼロからでもめざせる仕事が少なくありません。
アニメ好きな方はもちろん、安定して働きたい方、これまでに培ってきたスキル・経験を活かしたい方にもおすすめの業界なのです。
異業界からの転職におすすめな仕事として、アニメ業界の具体的な業務内容をご紹介しましょう。
制作進行
アニメの各話ごとの納品スケジュールと進捗状況を確認しながら、アニメ作品が納期に間に合うように調整をするのが「制作進行」の仕事です。
監督・演出家・アニメーターのパイプ役になったり、完成した原画・動画を回収したり、完成したアニメ作品を納品したりと、アニメ制作を円滑に進めるための制作進行は欠かせません。
加えてアニメーターの手配・資料作成・予算管理など、アニメ制作に必要ないくつもの業務を担います。
制作進行はほとんどの場合、アニメ制作会社から求人が出ており、業界未経験でも挑戦可能です。ただし続けていくためには、さまざまな業務に臨機応変に対応できる柔軟性、コミュニケーション能力、スケジュール管理能力などが求められるでしょう。
日テレ人材センターには、制作進行をはじめとして、アニメに関わる求人を幅広くそろえています。不安な点・疑問点などは業界にくわしいカウンセラーに相談もできるため、転職を検討している方はぜひ求人サイトを確認してみてください。
次回は引き続き、異業種からめざせるアニメ業界の仕事として、営業・広報・マーケッター・事務の4つを紹介していきます。