2021年以降はどうなる!?アニメ業界の将来性&注目職種【注目職種編】
前回「2021年以降はどうなる⁉アニメ業界の将来性&注目職種」【マーケット編】では、マーケットの拡大が続くアニメ業界の現状をレポートしました。今回は、成長が続くアニメ業界で注目される「制作プロデューサー」「制作進行」「ライツ営業」についてご紹介します。
アニメ業界だけど絵を描かない仕事
アニメ業界に関わる仕事といって思いつくのは、アニメーターやCGデザイナーなど絵を描く仕事。ですが、実は絵を描かない仕事もけっこうあるんです。それが今回取り上げる「制作プロデューサー」「制作進行」「ライツ営業」。それぞれ詳しく見ていきましょう。
作品制作をゼロから立ち上げる制作プロデューサー
アニメの制作プロデューサーは、新規作品の企画・進行を行うお仕事。具体的には、作品の企画から制作コンセプトの決定や販売コンセプトの確定、外部パートナーとの交渉や展開プランの作成など、業務内容は多岐にわたります。
企画の段階から完成後まで、総合的に作品と関わるため経験が求められる仕事です。次にご紹介する「制作進行」でキャリアを積み、ステップアップする必要があります。
作品制作を陰で支える制作進行
アニメの制作は分業制。制作進行は、監督や演出とアニメーターを繋ぎスケジュールを調整、制作の進捗状況の管理やアニメーターが完成した原画の回収・チェックなど、文字通り「制作」を「進行」する人。アニメ制作には欠かせない仕事です。
未経験からでもチャレンジが可能なお仕事で、経験を重ねることでキャリアアップも望めます。アニメ制作の現場を知って人脈も広がることから、制作監督を希望する人にもオススメです。
これからのアニメ業界に必須「ライツ営業」
完成したアニメ作品には、さまざまな権利が派生します。それらをまとめて管理し収益に繋げるのがライツ営業。
仕事としてはアニメの版権販売の他、作品・登場キャラクターの書籍化や音楽配信、グッズ販売など二次展開の企画などが挙げられます。テレビの多チャンネル化や動画配信サービスの普及により、版権の販売は戦略的に行う必要が生まれました。
日本のアニメは、動画配信サービスのキラーコンテンツとして大人気。今後は、海外向け営業がより積極的に行われていくと予想されます。ライツ営業は、制作とは違った立場からアニメ業界に関わる仕事。他業界での営業や企画の経験を活かすことが可能です。
海外からも注目されアニメ広告などの新しい動きもあるアニメ業界で、注目される職種についてお伝えしました。絵が描けなくてもアニメに関われる仕事がたくさん!興味のある方は、採用サイトをチェックしてみてくださいね。