未経験からのテレビ業界転職 職務経歴書のPR術教えます!
テレビ業界で働いてみたいけど、経験がないから無理だと諦めてます・・・。そんな声を耳にすることがあります。業界経験者は有利ではありますが、未経験からのテレビ業界への転職も不可能ではありません。 経験者を対象とした求人が多いのは事実ですが、職種によっては未経験者歓迎の求人も少なくありません。
今回は、未経験からテレビ関連の仕事や制作会社の求人に応募する場合の職務履歴書の書き方のコツをお教えします。
未経験者を採用する企業にとってのメリットは?
経験者の方が、すぐに戦力になるにもかかわらず、あえて未経験者を採用するからには、企業側にとっても「未経験者だからこそのメリット」があるはずです。
例えば、経験者にありがちなのは「前はこういうやり方だったから同じようにやりたい」というこだわりが強いこと。未経験者なら「前はこうだった」がないので、新しい会社の仕事をどんどん吸収してくれます。
また、他業界の業務経験が、新しい職場で活かせる場合もあります。Webやマーケティングなどの業界では、テレビの領域よりもデータ分析を徹底していたりすることもあり、長く働いている社員には出せないようなアイデアが出ることもあります。 企業によっては、テレビ業界は未経験でも広告やインターネットに関わったことがあれば、積極的に採用するケースもあるようです。
企業に何を求められているかをキャッチ!
未経験の人を採用する際に、企業が何を求めているのかをつかむことが大切です。 前述の「メリット」で挙げた要素をたくさん持っていることが採用のポイントになってきます。
従来のスタイルに捉われない新しい発想。柔軟な姿勢、チャレンジ精神 。
他業界で培った専門知識や経験。
テレビ業界で成功したいというモチベーション。
「未経験歓迎」とする企業は、コミュニケーション力やロジカルシンキング、物事をフラットに見る力など「人間力」を期待していたりするのです。
職務履歴書の書き方のポイント
職務履歴書では 、企業が未経験者に求めているものを持っていることを、うまくアピールすることが大切です。では具体的に、どのような点に気を付ければよいのでしょうか?
「やる気がある、この会社に入りたい」という熱意やモチベーションをアピールするのは大切ですが、ただ「やる気があります」「熱意があります」と書いても、採用担当者には伝わりません。「やる気があるから、テレビ業界について勉強した」「会社について理解を深め、こういう仕事で活躍したいという明確な希望がある」ことを具体的に書くとよいでしょう。
以前と職種が違ったとしても、「コミュニケーション力」「積極性」「計画性」「アイデア力」など、前職で築いたあなたの強みが活かせる仕事があるはずです。それらの長所が具体的にわかるように前職での経歴をアピールしましょう。
例えば「コミュニケーション能力をかわれて、最年少でチームリーダーに抜擢された」「社内コンペで企画が通り、主体的にやりきった」など、役割や業務がイメージできるほうが訴求力があります。
そして、初歩的なことではありますが、職務履歴書を書く際のマナーにも気を付けましょう。PCで打つ場合も手書きの際も、文字が小さくなりすぎないように心掛け、適宜改行をするなどで読みやすくするのも大事なことです。書き終えたら声に出して何回か読み直し、誤字脱字のないように仕上げてください。
未経験からテレビ業界への転職に成功した人は、決して少なくありません。本気でめざしたいなら、何もせずに諦めることなく、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。「業界事情について知りたい」「求人の内容について聞きたい」という方は、日テレ人材センターのキャリアカウンセラーに相談してみてください。