ゲーム実況、歌、雑談…VTuberの仕事って一体何をするの?
エンタメ業界・動画業界でいま注目を集めているのがVirtual YouTuber、通称「VTuber」。2D・3DCGアニメ風のアバターを使って、動画投稿・ライブ配信で視聴者を楽しませる職業です。
昨今はCMからテレビ、企業・自治体とのタイアップなど、さまざまな領域に活躍の場を広げています。
今回は、そんなVTuberの仕事内容ややりがい、向いている人の特徴を紹介していきます。VTuberの仕事に興味があるものの「どうやって目指せばいいかわからない」という方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
VTuberの仕事内容とやりがい
VTuberの主な仕事内容は、芸能人やインフルエンサーのように動画コンテンツの演者として、さまざまなパフォーマンスを披露すること。動画投稿による広告収入やライブ配信中の視聴者からの投げ銭が、VTuberの主な収入になります。
声だけで演技をする声優とちがって、VTuberは体の動きもそのままアバターに反映できるのが特徴です。そのためパフォーマンスの内容もゲーム実況、歌、雑談、ダンスなど多岐にわたり、Vtuberごとに個性が出るポイント。
好きなこと・得意なことで人を楽しませたり喜ばせたりでき、活動が評価されればファンも増えていくため、非常にやりがいのある仕事といえるでしょう。
また動画だけでなく、SNSを通じて発信したり、フォロワーとコミュニケーションを取ったりと、ファンを増やすため継続的に応援してもらうためにさまざまな活動を行います。
人気のあるVTuberになると、有料コンテンツやグッズを販売したり、有料会員サービスを開設したり、ファンイベントを開催したりと収入源のさらなる拡大に成功しているケースも少なくありません。
知名度のあるVTuberのなかにはテレビなどの各種メディアへの出演、企業とのコラボアイテムの展開、CM出演、自治体・教育機関のPRなどなど、ほうぼうから声がかかることも。
収入はピンキリですが、有名VTuberになると年収が数千万円以上になるケースもあり夢のある世界といえるでしょう。
人前に出るのはアバターのため、芸能人やインフルエンサーのように自分の素顔・素性・プライバシーを見せる必要がない点に安心感を抱いて、VTuberをめざす人もいます。
VTuberに向いている人
VTuberになるうえで年齢・資格・学歴・職歴などは無関係。アバターと配信環境さえあれば、誰でもVTuberとしてデビューすることができます。
そんなVTuberに向いているのは「一芸に秀でた人」です。
なかでもVTuberとの親和性が高い能力のひとつがトーク力。トーク力のあるVTuberは長時間のコンテンツでも視聴者を飽きさせることなく楽しませることができます。
とくにライブ配信は、コメントにリアルタイムで反応する臨場感がコンテンツの面白味となるため、トーク力の有無が如実にあらわれます。
また歌やダンスなどを武器にする場合でも視聴者の興味を引くためのトーク力は役立つでしょう。
もちろん、口下手な人がVTuberになれないわけではありません。ほかのパフォーマンススキルで補ったり、場数を踏んでトーク力を高めたりと、工夫次第で十分にファンを獲得することが可能です。
視聴者にファンになってもらうためには、親しみやすい人柄や個性的なキャラクター、特殊な人生経験など、人としての魅力も大切。容姿が優れていることよりも内面の人間力で勝負できるかどうかが重要になります。
これらの適性に加えて、VTuberに求められるのがコンテンツを制作・配信するための知識・技術です。
VTuberとしてデビューするルートはオーディションを受けて事務所に所属する方法と、個人で配信活動をスタートする方法の大きく2種類。
とはいえ、VTuberはいまや大人気の職業のため、まったく実績のない状態からオーディションに合格するのは至難の業でしょう。
まだ人気・実力がないVTuberの多くは、スタッフなどを雇わず、コンテンツの企画から撮影・編集・投稿・配信までを個人でこなすことになります。
わからないことがあればすぐに検索して調べるリサーチ能力や問題解決力も欠かせません。また面白くてニーズのある企画・コンテンツをつくるうえでは、マーケティング能力や発想力、エンタメ関連の知見も大切になるでしょう。
以上、VTuberの仕事内容ややりがい、向いている人の特徴を紹介しました。
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