CMってどういった流れで制作しているの?
テレビやYouTubeなどの動画コンテンツの合間に流れるCM。
15〜30秒ほどの短い動画で視聴者に企業や商品・サービスの魅力を伝える、ニーズの高い広告手法です。
ひとつのCMが完成するまでには、2〜3ヶ月という長い期間がかかり、幅広い職種の人々が制作に携わります。
今回はそんなCMができあがるまでの具体的な流れを紹介。未経験からCM制作の仕事をめざしたいとお考えの方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
打ち合わせ・企画
CM制作でまず必要になるのが、「広告主との打ち合わせ」です。
CMを制作する目的やメッセージを届けたい視聴者層、予算などの認識をすり合わせてプロジェクトの大まかな方向性を明確にします。
この打ち合わせの内容をもとに、CMプランナーが複数の企画を提案。そのなかから広告主が企画を選び、CM制作がスタートします。
絵コンテ
企画が決まったら、次のプロセスはCMの台本にあたる「絵コンテ」の作成です。
絵コンテの目的は、制作メンバーや広告主がCMの完成像を具体的にイメージできるようにすること。
広告主の意見をもとに微調整しながら、各シーンの映像だけでなく台詞・ナレーション・効果音・BGMなどの要素を細かく決めていきます。
なお絵コンテの制作は企画同様CMプランナーが担う場合もあれば、CM制作の監督であるディレクターが担当する場合もあります。
準備・撮影・制作
「撮影・制作」に入るための準備は、制作するCMが実写かアニメーションかによって異なります。
実写であれば、出演者のキャスティングや、撮影場所・機材の手配、カメラマンをはじめとする技術職のアサインが必要です。
一方、アニメーションであればアニメーターなどの制作に携わるスタッフを集めます。
準備が整ったら撮影・制作をスタート。絵コンテに基づいて、CMに必要な素材をそろえていきます。
編集・MA
「編集」は撮影・制作した素材をつなぎ合わせ、不要な素材を削って、15〜30秒の動画を制作するプロセスです。
テロップや商品名・ロゴを挿入したり、色調を調整したりCGを制作したりと、CMの映像部分を完成させます。
映像が完成したら、次は音声・音楽・効果音を録音する「MA」の工程。
台詞やナレーションはCMのメッセージを決定づける重要な要素のため、広告主も立ち会いのもと細かいニュアンスを調整しながら録音を進めます。
初稿チェック・修正
編集・MAが終了したら、広告主にCMの初稿を提出。内容をチェックしてもらい、修正点があれば対応します。
修正したらまた広告主にチェックしてもらうというプロセスを繰り返し、修正箇所がなくなればCMデータを納品してプロジェクトは終了です。
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以上、CM制作の具体的な流れを紹介しました。
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