2023.12.12

未経験でも映像関連の仕事に関われるの？映像業務の紹介から、仕事に関わるためにできることを教えます

テレビ番組やCM・映画・アニメ・MVに加え、近年はネット配信・Web広告・PR動画など、さまざまなニーズも生まれている映像関係の仕事。

しかし外から見ているだけでは、具体的にどのような仕事があり、どうすれば関われるのか、よくわからないという人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は映像関連の仕事の具体的な業務内容と、仕事に関わるためにできることを解説します。

未経験から映像関連の仕事を目指したい人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

映像に関わる具体的な業務とは？

映像の制作・発信プロセスは、コンテンツの企画から撮影・編集・広報まで多岐にわたり、テレビ局・映像制作会社・広告代理店といった幅広い企業や、幅広い職種の人が携わっています。

具体的な業務内容は、どのプロセスにどのような立場から関わるかによってさまざま。

たとえば制作の最初の段階では、広告代理店やテレビ局・映像制作会社が、プロデューサーを中心に企画・予算・スケジュールなどを考えるのが基本的な流れです。

とくに企画は、映像制作の目的・ターゲット・マーケティングを明確にして、最適なコンテンツの方向性を決める重要なプロセスといえるでしょう。

撮影・編集は制作会社が中心となるケースが多く、現場監督であるディレクターの指揮のもと、AD（アシスタントディレクター）、カメラマン、照明、音声、美術スタッフ、演者、スタイリスト、ヘアメイク、編集スタッフ、CGオペレーターなどが連携してひとつのコンテンツを仕上げます。

映像の仕事で職種を問わず求められるのは、自分が表現したい作品ではなく、ニーズに合った質の高いコンテンツを完成させること。

この意味で映像に関わる仕事は、商品開発に近い領域といえるでしょう。

そのためプロジェクトの目的・ゴールを正確に理解したうえで、受け手の心理を想像し、クライアントや他のメンバーとコミュニケーションを取りながら、企画・表現・マーケティングの最適解をさぐる「ビジネススキル」が求められます。

加えてアウトプットの幅を広げるためには、日ごろからさまざまなジャンルの表現に触れ、最新のテクノロジーにアンテナを張る好奇心の強さと成長志向が重要です。

映像が好きでたくさんインプットできる人、新しいことを学ぶのが苦にならない人には、とくに適性があるでしょう。

また映像が伝えるメッセージは、文章などほかのメディアと比べても非常に拡散性・訴求力が高いため、発信者としての倫理観・責任感が欠かせません。

受け手に予期せぬ印象を与えてしまい、炎上につながるケースもあるため、現代社会の風潮や一般常識に則した表現方法を身につける必要があります。

未経験から映像関連の仕事にチャレンジする場合、専門学校・大学に入学して一から技術・スキルを学び、就職を目指すか、あるいは派遣・アルバイトとして制作会社などで働きながら、スキル・経験・知識を身につけ、正社員やフリーランスにキャリアアップするのが一般的です。

映像業界は基本的に実力主義のため、関連の学校を出ているかどうかはさほど重要ではありません。

できるだけはやく映像に携わりたいのであれば、未経験からチャレンジできる求人を見つけて、実際に働いてみるのも一つでしょう。

とくにADや、カメラマン・照明・編集といった技術職のアシスタントは、未経験者でも比較的就業しやすい職種。

経験を積み、実力が認められればディレクターやプロデューサー、技術職のプロフェッショナルとして、活躍することもできます。

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