専門性でアニメを支える! アニメビジネスに欠かせない法務の仕事
クリエイティブなイメージの強いアニメ関連企業でも、事務などのバックオフィス業務は発生します。
なかでも「法務」の仕事は、多くの権利者が関わるアニメビジネスにおいて欠かせない職種のひとつ。コンテンツビジネス特有の知的財産権・著作権などへの対応を通して、アニメ業界を支える重要な仕事です。
今回は、アニメ業界における法務の具体的な仕事内容や魅力、必要なスキルや適性を解説していきます。「専門性のある経験・知識を活かせる転職先を探したい」「憧れのアニメ業界で働きながらスキルを磨きたい」方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
アニメ関連企業で法務が果たす役割
そもそも法務とは、契約書の作成・著作権の管理・訴訟・裁判など、事業活動のなかで発生するさまざまな法的業務を担う法律のスペシャリストです。
アニメ関連企業では主に管理部門に所属。アニメ制作やアニメ関連商品に関する知的財産権・著作権などの権利関係の法律を中心に、契約書の作成・チェック・管理、リーガルリサーチ、コンプライアンス体制の構築などの業務を行います。
会社の窓口として、顧問契約している法律事務所や顧問弁護士に相談をしたり、連携しながら業務を進めていく場合もあります。
スキルや経験によりますが、ほかの事務系職種と比べて、給与面の待遇がいいケースも少なくありません。
契約関連の業務は、人気のアニメ業界で企業の成長を支えるやりがいの大きい仕事です。法務に関する知識・スキルを身につけることでキャリアアップを目指せるのも、嬉しいポイントといえます。
法務になるには? 必要なスキルと適性
法務の仕事に就くうえでは、基本的に法務の実務経験や、法学部卒業またはビジネス実務法務検定をはじめとする法律系資格の取得が求められます。
教育体制が整っている職場であれば、実務経験はさほど重視されず、業務を通して学べるケースも少なくありません。ただ、その場合でも、法律に関する豊富な知識はもちろん、知識を適切に扱うための論理的な思考力は不可欠です。
アニメ業界では海外向けにライツビジネスを展開する企業が増えており、語学力の必要な現場も多いです。
法務といえば「ルールが絶対」のお堅い仕事をイメージするかもしれません。実際には他部署や社外の人と関わる機会も多く、コミュニケーション能力や柔軟性が重要。企業利益の追求にも理解を示しつつ、必要なときにはストッパーにもなれる、バランス感覚の良さが求められます。
アニメビジネスならではの専門知識が役立つシーンもあり、アニメ好きな人にも適性のある仕事といえるでしょう。
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