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テレビ・映像業界の最新動向&成長分野2021【映像制作編】

テレビ・映像業界の最新動向&成長分野2021【映像制作編】
2021.02.19

テレビ・映像業界の最新動向&成長分野2021【映像制作編】

3回シリーズで、テレビ・映像業界の最新動向と成長分野をお届けしています。2回目の今回は、「映像制作編」。最近伸びているインターネット向けコンテンツの制作や、技術革新によって生み出される新しい分野をレポートします。

インターネット向けマーケットが拡大

映像業界が取り扱うジャンルは、さまざまです。映画やテレビ番組、ゲーム、ミュージックビデオ、CM制作を手掛ける会社や、結婚式の撮影、企業の広報用動画など個人や企業向けコンテンツの制作を行う会社もあります。

インターネットの普及により、Web用動画の需要が増えています。動画配信サービスやインターネット専用テレビ局のコンテンツ、スポーツ・コンサートのライブ配信、教育現場、商品や企業の広告など、その範囲は拡大の一途です。

また新型コロナウィルス感染拡大により大規模な展示会やセミナーなど、一か所に多くの人々が集まるイベントの開催が難しくなりました。そのため、展示会場からの中継撮影や記録撮影を編集してまとめるといった需要も増えています。

インターネットにおける映像制作の需要は、これからもますます伸びていくと考えられます。

新しい技術ARやVRとは

最近では、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)といった新しい技術を使うことで、今までとは違った映像体験が可能になりました。

簡単に、ARとVRの違いについて説明しましょう。

AR(拡張現実)は、「今ある現実の世界に仮想のデジタル情報を重ねて表示する」技術のことで、実用例としては「ポケモンGO」が有名です。

VR(仮想現実)は、「仮想の世界だけを表示する」技術で、VRゴーグルの着用が必要です。立体視が可能で360度を見渡せることから、画面上で見えるすべてを現実世界のようにリアルに感じることができます。

ARやVR映像の活用例

ARやVRは、ゲームや鑑賞用映像作品などエンターテイメントの世界だけではなく、業務用途の利用も進んでいます。

現実の世界に仮想を重ねるARは、倉庫でのピッキング作業や車の製造現場で既に使われています。

360度の映像を自由に見られるVRは、物件探しをネットで行うことが当たり前になった不動産分野での活用が進んでおり、他にも、観光分野や医療・教育の現場で積極的に取り入れられるようになりました。

ARやVRを利用した新しい映像は、娯楽のみならず業務、医療・教育と幅広い分野での活用が今後も予想されます。

ビッグデータやAIの利用も

インターネット上には、膨大なデータ(=ビッグデータ)が集積され続けています。これらをAIが分析することで、万人向けや個人に特化するといったターゲットや目的に合わせた映像の制作が、今後可能になるかもしれません。

インターネットの普及やWithコロナの現状、新しい技術の活用など、映像制作を巡る環境は日々進化し、ビジネスは拡大しています。映像制作業界に興味のある方は、最新情報をチェックしてくださいね。

テレビ・映像業界の最新動向&成長分野2021 【テレビ局編】