派遣の「顔合わせ」「職場見学」とは?面接と異なる点や流れやチェックすべきポイントについて解説
正社員・アルバイトと異なり、就業先企業による事前面接が法律で禁じられている派遣の仕事。
面接の代わりに行われるのが「顔合わせ」や「職場見学」です。
本記事では派遣の「顔合わせ」「職場見学」について、面接との違いや具体的な流れ、チェックするポイントを紹介します。
派遣で働いた経験がなく「顔合わせ」「職場見学」で何をするかわからなくて不安という人は、ぜひ本記事の内容をチェックしてみてください。
「顔合わせ」「職場見学」と面接の違い
「顔合わせ」「職場見学」では、実際に派遣の仕事がスタートする前に派遣社員が派遣先企業を訪問します。
目的は派遣社員と派遣先企業のミスマッチを防ぐこと。
基本的には就業を前提に行われるものの、派遣社員と派遣先企業のどちらかまたは双方の判断によっては就業に至らない場合もあります。
ただし一般的な採用面接と違って、「顔合わせ」「職場見学」を希望するかどうかは派遣社員に決定権があり、派遣先企業が実施を要求することはできません。
また派遣先企業には派遣社員の指名権もなく、どの派遣社員を派遣するかは派遣会社に委ねられます。
当日の流れとチェックすべきポイント
「顔合わせ」「職場見学」の実施日時などのやり取りは、派遣会社の担当がパイプ役となって調整をします。
持ち物・服装も担当から伝達されるため、当日に向けて準備しておきましょう。
ちなみに服装はスーツまたはオフィスカジュアルが一般的。
ジャケットやシャツなどにしわがない清潔感のある服装を心がけます。
面談を円滑に進めるうえでは、業種や業務内容・求められる人物像などを把握しておくことも大切です。
「顔合わせ」「職場見学」には派遣会社の担当者も同席します。
派遣先企業の近くで担当と待ち合わせて、当日の流れや受け答えのアドバイス、注意事項などの簡単な打ち合わせをしてから就業先に向かうのが一般的です。
就業先に到着したらまずは企業の採用担当者と挨拶をします。
ここで第一印象が決まるため、明るい笑顔での挨拶を心がけましょう。
挨拶が終わったらつぎは「自己紹介」。簡単な経歴や保有するスキルなどを、業務に関連する内容にしぼって端的に伝えるのがポイントです。
志望動機や前職の退職理由を訊かれる場合もあるため、あらかじめ回答を用意しておきます。
迷ったときは派遣会社の担当者に相談すれば、適切な受け答えをいっしょに考えてもらえます。
なお採用面接ではないため、個人情報や学歴、今後の転職希望といった職務遂行と無関係な内容を質問されることはありません。
自己紹介のあとは採用担当から業務内容やチーム体制、勤務時間、残業の有無などのくわしい説明を受けます。
就業後の仕事に関わる重要な部分なので、メモを取り要点をしっかりと押さえておくようにしましょう。
また業務内容の説明のあとは質疑応答の時間があるため、不明点や確認しておきたいこともメモ帳にまとめておくとスムーズです。
「職場見学」の場合は最後に実際の職場環境を見学できます。
本当に就きたい仕事かどうかを見極めるうえで、職場環境の確認や派遣先の社員の人柄は重要な判断材料。
実際に自分が働いているところをイメージしながら細かく確認します。
「顔合わせ」「職場見学」をしてみて就業したいという気持ちにならなければ、辞退をすることも可能です。
辞退の意向は派遣会社の担当にできるだけ早めに伝えるようにします。
その際、理由が曖昧だと担当者が次回以降の仕事探しをしにくくなるため、辞退の理由は明確に伝えるようにしましょう。
以上、派遣の「顔合わせ」「職場見学」について、面接との違いや具体的な流れ、チェックするポイントを紹介しました。
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