日本が誇るアニメ制作に関わる仕事について
海外からも高い人気がある日本のアニメコンテンツ。日ごろからアニメを観るのが好きで、アニメ制作に携わりたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
本記事ではそんな日本が誇るアニメ制作について、具体的な仕事の種類や、求められる経験・スキルを解説していきます。
アニメ制作の仕事に転職・就職したいものの、なにからはじめればいいかわからないという人は、ぜひチェックしてみてください。
アニメ制作に関わる仕事とは?
アニメ制作に関わる仕事は、大きく次の3種類にわけられます。
- プリプロダクション
- プロダクション
- ポストプロダクション
「プリプロダクション」は「どのようなアニメをつくるか?」という企画段階に携わる仕事。
コンセプトやシナリオ、キャラクターデザイン、絵コンテなどを具体化します。
関連する主な職種としては、「プロデューサー」「ディレクター」「脚本家」「演出家」などが挙げられるでしょう。
プロジェクト全体を指揮するのがプロデューサーで、一方のディレクターはクリエイティブな領域の責任者です。
企画がかたまったあとは、脚本家が文字ベースのシナリオを執筆。それをもとに演出家がアニメの設計図にあたる絵コンテを作成します。
上記のほかに、キャラクターのデザインをつくる「キャラクターデザイナー」という仕事もあります。
「プロダクション」は企画や絵コンテをもとに、作画・彩色などを実行する段階です。
メインの職種は「アニメーター」。レイアウト・原画・動画・背景・彩色など、プロセスに応じて役割が細分化されており、数百人から千人で分業するのが基本になります。
昨今は3Dソフトを活用したCGアニメーターのニーズも少なくありません。
また、アニメーターの手配や、スケジュール管理を担う「制作進行」も重要な役割です。
各部署のパイプラインとして、プロジェクトの調整を行います。
最後の「ポストプロダクション」は仕上げの段階。具体的な仕事内容としては、「編集クリエイター」による編集、「声優」によるアフレコ、「音響監督」や「音響エンジニア」による音響などが挙げられるでしょう。
アニメ制作の仕事に求められる経験・スキル
どの職種を目指す場合でも、アニメ制作の仕事に就くうえでは大学・専門学校などで知識とスキルを身につけるのが王道です。
とはいえ学校を出ていなければ就職・転職ができないわけではありません。
最初からアニメ制作会社やスタジオに就職することで、経験・スキルを身につけながらキャリアアップを目指せます。
まずはハードルの低い派遣の仕事からチャレンジするのも一案でしょう。
たとえば制作進行は、未経験からでも挑戦しやすい仕事です。キャリアを積めば、プロデューサーやディレクターを目指すこともできます。
絵を描くスキルや、3Dソフトの操作スキルがあれば、アニメーターを目指すのもひとつ。編集・音響の現場では、ITスキルが重宝されるケースもあります。
また、すべての職種に共通して求められるスキルがコミュニケーション能力です。アニメ制作は基本的にチームプレイのため、臨機応変な対応力も欠かせません。
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