2024.02.13

広報・IRのお仕事で必要なスキルや能力とは？

企業・非営利法人・学校などが社会と良好な関係性を築けるように、情報発信を行う「広報・IR」。組織の持続的な成長のために欠かせない仕事です。

今回はそんな広報・IRの具体的な仕事内容や、必要なスキル・能力について紹介していきます。

広報・IRへの転職・就職に興味があり、仕事への理解を深めたいという方はぜひチェックしてみてください。

広報やIRの仕事内容

「広報」は、所属する組織の活動内容・方針といったさまざまな情報を、社会やステークホルダーに認知してもらうため、商品・サービスの最新情報を発信する仕事です。

広報の具体的な業務としては、マスコミに向けたプレスリリースの作成・発信や記者会見、消費者に向けたオウンドメディア・SNSの更新などが挙げられるでしょう。

認知の拡大やブランディングにより、売上やファンを獲得することで自社の成長に貢献します。

また社内向けに社内報の発行やイベントを行うことで、企業・同僚に対する従業員の理解を深め、モチベーションを向上させる「社内広報」も、重要な役割のひとつです。

一方、「IR（インベスター・リレーションズ）」が主にコミュニケーションを取るのは、投資家と株主。

情報開示や株主総会、個人投資家向けの情報発信などを通して、株価の評価向上を目指します。

なお所属する組織によっては、広報がIR業務を兼ねるケースも少なくありません。

「広報・IR」の仕事は、適性・スキルによっては未経験から就業することも可能です。

広報・IRの仕事に求められる具体的なスキル・能力として、まず挙げられるのが発信力。

情報を効果的な方法で伝えたり、幅広く取り上げてもらったりするためには、キャッチーかつ適切なプレスリリースを作成する企画力・文章力・分析力などのスキルが求められます。

訴求力の高いメッセージを届けるうえでは、各種メディア・メディア関係者・ユーザーについての深い理解も重要でしょう。

そのためメディア関連の専攻経験・職歴があると、就業に有利です。

広報・IRは社内の情報だけでなく、社会・業界全体の動向を把握している必要があり、リサーチ能力や情報感度も欠かせません。

IRの業務をこなすうえでは、法律・会計の知識も重宝されます。

メディア関係者・投資家・ユーザーと関係を構築したり、自社の社員から協力を得たりするためには、コミュニケーション能力や基本的なビジネスマナーも不可欠。

またSNS・オウンドメディア・記者会見などで、過剰広告や失言をしてしまうと、ステークホルダーからの信頼を失うリスクがあります。

自社が不祥事を起こした場合にも、広報には誠実な対応が求められるでしょう。そのためコンプライアンスへの意識など、危機管理能力も重要なスキルです。

以上、広報・IRの仕事内容や必要なスキル・能力について解説しました。

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