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2021.07.09

動画制作ニーズ増加で将来有望! 映像制作系の仕事で求められる人物像&スキル 【前編】

パソコンを持つ男性

動画配信サービス、動画広告、企業・サービス紹介動画などの制作ニーズ増加により、映像制作系の求人が増えています。今後は5G/VR/ARといった最新テクノロジーの発展にともなって、この傾向がますます高まっていくでしょう。

そこで【前編】【後編】の2回にわたり、映像制作系の代表的な職種と求められる人物像・スキルを紹介していきます。

【前編】ではとくに企画・運営などに携わる制作側の仕事として「プロデューサー」「ディレクター」「制作デスク」「AD(アシスタントディレクター)」の4つをご紹介。映像業界に興味がある人、転職・就職を検討している人はぜひ参考にしてください。

プロデューサー

「プロデューサー」は映像制作のトップとして、プロジェクト全体を統括する責任者。企画立案・予算やスケジュールの管理・人材選定・スポンサーの手配など、多様な役割を担います。

プロジェクト全体を統括するプロデューサーには、企画力をはじめとするクリエイティブなスキル以上に、広い視野・業界知識・リーダーシップが不可欠です。また交渉の機会が多く、業界を問わずさまざまな人と連携をとる仕事のため、コミュニケーション能力も欠かせません。

まずはAP(アシスタントプロデューサー)としてプロデューサーのサポートをしながら経験・スキルを積み、実績が認められることでプロデューサーへの道が開けます。

ディレクター

「ディレクター」は制作現場の責任者として、プロデューサーの代わりに現場で指揮をとる仕事。構成から編集まで、すべての過程をとりしきり、プロデューサーの意向にそった映像の制作・演出を実現します。

ディレクターとして円滑に映像制作を進めていくためには、多くのスタッフをまとめあげるリーダーシップやマネジメント能力が不可欠です。

また出演者やカメラマン・音声・動画編集などの技術スタッフにも適切に指示を出す必要があるため、映像制作全般の幅広い知識が求められるでしょう。アイデアを具体化するための構成力・発想力・演出力など、クリエイターとしてのスキルも重要です。

AD(アシスタントディレクター)

ディレクターになるためには、まず「AD」としてディレクターをサポートしながら、知識・経験・スキルを身につけていく必要があります。

ADの仕事は経験・知識・スキルを問わず始められる場合がほとんどです。ただし忙しいときは残業が続くことも多く、細部に対するこだわりや体力が求められる仕事といえるでしょう。

またリサーチ、会場・移動手段・弁当などの準備、出演者のスケジュール管理など業務内容が多岐にわたるため、臨機応変な対応力が欠かせません。加えてディレクターや出演者、ほかのスタッフへの細かな気配りができると、制作がスムーズに進みます。

制作デスク

「制作デスク」は裏方として映像制作をサポートする仕事です。業務内容は制作現場に直接関わるというよりも、予算管理をはじめとする事務業務、秘書業務、関係者とのやり取り、ADのサポートなどがメイン。

外側からスポットが当たることは少ないものの、円滑な映像制作のためには欠かせない仕事といえます。

求められるスキルとしては、まず幅広い業務をこなしていくためのスケジュール管理力・事務処理能力・PCスキルなどが挙げられます。制作スタッフへの行き届いた気配りができるなど、コミュニケーション能力も重要です。

続く【後編】では動画を創り上げる技術系の仕事として、「動画編集」「カメラマン」「音声スタッフ」の仕事内容と求められる人物像・スキルを解説します。映像業界に興味がある人は、合わせてチェックしてください。