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2020.11.24

なくてはならない縁の下の力持ち テレビ・映像業界「編成」「進行」「技術」のお仕事【前編】

男性 ガッツポーズ

テレビ・映像業界において、表からは見えないけれどなくてはならない仕事。それが、「編成」「進行」「技術」です。前編と後編に分けて、縁の下の力持ちともいえる3つの仕事について、役割や業務について紹介します。「テレビ局や制作会社で働いてみたい」「裏方の仕事に興味がある」という方は、ぜひ目を通してください。

テレビ局というチームの監督⁈編成とはどんな仕事?

地上波や衛星放送のテレビ局において、1日のタイムテーブルを決めるのが編成の仕事です。「この番組の視聴者は、何歳ぐらいがボリュームゾーンなのか」「男女比は?視聴スタイルは?どのコーナーが見られているのか」「他局はどんな番組を放送しているのか」など、あらゆるデータを分析して、放送する番組のラインナップと時間帯を決めていきます。新番組の立ち上げや打ち切りを決めるのも編成の仕事であり、番組制作費も管理しています。

さまざまなデータをもとに、ベストの選択を考える編成担当がめざすのは、より多くの視聴者を獲得すること。視聴率はテレビ局の収入源である広告費に直結しているので、局の未来を左右する仕事と言えるかもしれません。

この他、テレビ番組やCMが決められたタイムテーブル通りに放送されるよう全体を把握することも仕事のひとつです。緊急事態の際予定と異なる番組を放送する権限も与えられており、状況に合わせ番組内容の変更や特別番組に切り替えるのも編成の仕事になります。

通販番組を放送するテレビショッピングチャンネルの場合は、番組が商品に替わります。どの時間帯にどんな商品が売れるのか?視聴者を見極め適切なタイムテーブルを設定することは、地上波や衛星放送のテレビ局と同じです。

やりがいは?

さまざまなデータを分析して、最適な番組や商品の放送順を決定する編成。これ!という正解はなく、常に考えトライすることが求められます。結果が視聴率や売上高という数値で表されるので大変な仕事ではありますが、それゆえに自分が関わった番組編成がうまくいった時には大きな達成感を得ることができます。

編成の仕事に就くには?

テレビ局の中枢ともいえる編成の仕事。さまざまな現場経験が求められる重要な職場であり、大半はテレビ局の正社員です。

派遣社員や契約社員の場合は、アシスタントとして携わることになります。テレビ局の中枢ともいえる職場での業務サポートは、チャレンジしがいのある仕事です。将来、編成の仕事をしたいと考えるならば、未経験者OKの派遣求人もあるアシスタントディレクターとして制作の現場を知り、知識や経験を積むという道も考えられます。

日テレ人材センターはテレビ・映像業界に精通し、地上波テレビ局、衛星放送、テレビ通販の専門企業など幅広い求人を揃えています。またメディア業界に詳しいカウンセラーへのご相談も可能です。ぜひ一度、日テレ人材センターの求人サイトをチェックしてみてください。

次回は、「進行」「技術」についてお伝えします。