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2020.08.21

テレビ・映像業界徹底研究①「多様化するテレビ局とコンテンツ」

「昔から憧れていたテレビ局で働いてみたい」「映像制作を仕事にしたい」「ネットTVなど、新しいサービスやコンテンツが増えていて、おもしろそう」。テレビ・映像業界で働きたい動機は、人それぞれ。いずれの場合でも、まず大事なことは業界と仕事を知ることです。これから4回にわたり、テレビ・映像業界を徹底研究。第1回は、多様化するテレビ局にフォーカスしてみました。

硬軟取り交ぜた番組を放送するキー局・地方局

テレビ局といって最初に思い浮かぶのは、テレビのスイッチを入れるだけで視聴できる地上波の放送局でしょうか。東京にある放送局(在京キー局)を中心に制作された報道・スポーツ中継・ドラマ・バラエティなどの幅広いジャンルの番組は、無料で視聴者に届けられます。地上波放送は法律により放送対象地域が定められていることから、民放在京キー局を中心とした各県にある地方局とネットワーク化されています。これが、地上波の番組が日本全国で視聴可能な理由です。

各県ごとに展開する地方局は、在京キー局の番組を放送する一方でニュース番組などの独自番組も制作。なかには熱狂的なファンが付くなど、全国的に有名な番組もあります。

専門チャンネルもあるBS放送・CS放送

衛星を通じて受信される放送であることから、衛星放送と呼ばれるBS放送・CS放送。無料視聴と有料視聴のチャンネルがあり、地上波のように幅広い番組を放送するBS局と、スポーツ・アニメ・海外ドラマ・テレビショッピングなど特化した番組を放送する専門チャンネルの2つに分かれます。CS放送は100を超えるチャンネルの視聴が可能ですが、その大半は専門チャンネル。オリジナル番組を企画・制作するチャンネルと、買い付けた番組を放送するチャンネルがあります。現在、BS放送は、高画質番組の放送に力を注いでいます。

今後も成長が見込まれるネットTV

近年急速に伸びているのが、ネットTV。独自番組を無料で視聴できるサービスや、地上波の放送を期間限定で視聴できるサービスもありますが、注目すべきは映画・海外ドラマ・オリジナル番組・スポーツの生中継をサブスクリプション契約でネット配信するサービスです。最大の特徴は、料金を払えば「好きな時に」「好きな場所で」「好きなだけ」楽しめること。スマートフォンやタブレットでの視聴が可能なことも、人気の要因のひとつでしょう。マンションや住宅地におけるインターネット環境の整備やライフスタイルの変化などもあり、今後もネットTVの成長が見込まれます。

今回は、地上波/衛星/ネットといった放送方式や、一般/専門、独自/買い付けなど放送内容によりコンテンツが多様化していることをご紹介しました。就職・転職先として考えるときは、どんなコンテンツを放映しているのか、どんな求人があるのか、仕事内容は自分に合っているかなどをしっかり調べるようにしましょう。「日本テレビ人材センター」は、専門チャンネルなどの企画・制作関連の求人も数多く取り扱っています。