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2020.03.06

テレビ・映像業界で働きたい!異業種転職からのキャリアステップ

階段を上る男性

経験やスキルがないと、転職は難しそうだと思われがちなテレビ・映像業界。実は異業種転職を歓迎する求人も少なくないのをご存知ですか?テレビ局や映像関連の企業で働いた経験がなくても、前職の経験やスキルを活かすなどで、活躍できる可能性があります。

今回は、正社員として転職を考えている方に向けて、前職よりも年収をUPさせるためのポイントを紹介。異業種転職から専門性を高めてキャリアアップするには、どんなステップがあるのかを職種ごとに見ていきたいと思います。

①制作・ディレクター

テレビ業界の仕事で真っ先に思いつくのは、番組などの「制作」「ディレクター」ではないでしょうか。テレビの仕事の醍醐味である「楽しさ・おもしろさ」が味わえる仕事というイメージがありますが、さまざまな役割のスタッフが関わるだけに、交渉・調整・管理など業務内容は多岐に渡ります。

テレビ局の制作部門における中途採用は少ないため、異業種からの転職をめざすとすれば制作会社ということになります。番組制作の現場を仕切るディレクターなら、最初はアシスタントディレクター(AD)から始めるのが一般的です。経験と実績を積んだ後に、番組内のコーナー全体を任される立場にステップアップします。

多くの関係者やスタッフと協力しながら作品を創り上げていく制作の仕事で、当初求められるのは、情報収集やリサーチのスキルとコミュニケーション能力です。ロケ地の下見、撮影の許諾、番組で紹介するデータの下調べや取りまとめなど、ひとつのコーナーを創り上げるために必要な作業をひととおり把握し、番組ごとに異なるオーダーに対応するノウハウを身に付けなければなりません。

コーナー制作を取り仕切るスキルが認められ、ディレクターとしてひとり立ちした後は、番組全体を請け負う大規模な会社や専門性の高い企業に転職するケースも多いようです。技術やノウハウもさることながら、番組の意図や要望に沿って的確な答えを出せる対応力や信頼感が求められる仕事です。

制作会社で働いた経験が条件となる求人が多い中で、未経験OKの求人や異業種での経験を考慮してもらえる求人は、テレビ・映像業界に飛び込むチャンスです。どんな人材が求められているかを確認し、「適性があるのではないか」「自分にもできるかもしれない」と思えるなら、チャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。

②営業

テレビ局の主な収入源は広告です。スポンサーを探し、CM放送権を売る仕事をする営業職の場合、異業種転職のチャンスが比較的に多いのは広告代理店やテレビ通販関連の企業です。

異業種で営業の経験があれば、採用の可能性が高まる企業も少なくありません。制作の仕事同様、コミュニケーション能力が求められる職種ですが、CMや広告の出稿を検討している企業のニーズを把握し、的確な提案をまとめる力が求められます。

パートナーとなるコピーライターやデザイナーをディレクションする力や、大きなプロジェクトを取り仕切るマネジメントスキルが身に付けば、マネージャーや部長として組織を束ねる役割を任されることになります。

③技術・IT・映像編集など

カメラマンや音声、照明などに加え、最近のオンデマンド配信の普及によりIT関連や映像編集の業務も増えています。これらの仕事は、文系出身者の多いテレビ業界で、理系出身者の割合が高いのも特徴です。

未経験から働く場合は、アシスタントとして基本的なスキルを身に付けるところからスタート。専門スキルのレベルが上がれば、より重要な役割をまかせられるようになります。

限られた時間の中で集中して仕事をやり遂げることが求められる職種が多いのですが、意図を汲んで的確な仕上がりを実現するためには、コミュニケーション力は必須。納期内に最高のクオリティを発揮するべく、業務マネジメント力も必要となります。予算管理や人材のアサインなど、全体を統括する力がつけば、ディレクター、Webプロデューサーなどと呼ばれるポジションで活躍できます。

テレビ局に直接転職するのは難しい仕事が多いのは事実ですが、制作会社や代理店で経験を積んで、ゆくゆくはテレビ局へというキャリアステップもあります。「この業界で力を試してみたい」「とにかくテレビや映像の仕事に就きたい」という方は、情報収集を兼ねてキャリアカウンセラーに相談してみてはいかがでしょうか。