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2020.08.28

テレビ・映像業界徹底研究② 「派遣・転職でめざせる職種カタログ~制作編」

「テレビ・映像業界の制作現場で働きたい!」と考えている方は、まずは業界と仕事を知ることから始めてみましょう。4回にわたりお届けする、テレビ・映像業界徹底研究。前回は、多様化するテレビ局にフォーカスしました。2回目の今回は、派遣・転職でめざせる制作系の職種をご紹介します。

職種は大きく2つに分けられる

テレビ・映像業界で制作に関わる職種は、プロデューサー・ディレクター・アシスタントディレクター・制作進行・編成などの制作スタッフと、カメラ・音声・照明・美術などを担当する技術スタッフに大別されます。

マルチタスクをこなす制作スタッフ

番組の企画・制作や、番組構成の内容の編成などを行う職種です。

【プロデューサー・ディレクター】

番組の企画や予算など、番組制作の全体を統括するプロデューサー。AD・ディレクターの経験を積んでから就く場合がほとんどです。

ディレクターは、番組制作の現場で全ての進行を担う職種。番組の台本制作や情報収集、ロケ地の決定、スタッフの手配、スケジュール管理、VTRの編集などその仕事内容は、多岐にわたります。番組を作り上げるというゴールを目指し、多くのスタッフを束ね円滑にチームを運営する能力が求められます。

また、ネット配信のコンテンツやイベントの企画・制作に携わる場合もあります。

【アシスタントディレクター(AD)】

制作アシスタントとも呼ばれるAD。番組を統括するプロデューサーの下、現場を司るディレクターの指示に従い、番組制作に必要なリサーチやロケ先の選定の他、撮影後のチェックなど幅広い実務を行います。テレビ・映像業界においてディレクター、プロデューサーへ続くキャリアの入り口ともいえる職種です。

【制作進行】

映像作品を制作する会社で、作品の制作状況や分業で行われている各担当のスケジュール管理を行う仕事です。スタッフの作業分担や、アシスタント業務が含まれる場合もあります。コミュニケーション能力や臨機応変な対応力、スケジュール管理能力が求められます。

専門職の技術スタッフ

カメラや音声、照明、美術など、各自が専門的な分野を担当する職種です。

【カメラマン】

スタジオ内で撮影するスタジオカメラマンと、番組ロケやニュース現場など屋外で撮影を行う取材カメラマンに分かれます。スタジオカメラマンは複数人で行うチームプレイなのに対し、取材カメラマンは単独での撮影が多いなどの違いがあります。

【美術スタッフ】

スタジオセットや什器の造作、施工・撤収のほか、小道具の管理を行います。番組にふさわしいスタジオセットを考え、施工・撤収に関するスケジュール管理や作業の安全対策など幅広い仕事内容です。

音声や照明を担当する技術スタッフは、専門知識が要求されたり専門の制作会社に所属するケースが多いです。

テレビ・映像業界で派遣や転職でめざせる制作系の職種についてご紹介しました。詳しく知りたいと思われた方は、日テレ人材センターにご相談ください。