「この人大丈夫?」と思われないためのオンライン面談マニュアル
つい数か月前は、こんな世の中になるとは想像できなかったのですが、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、就職・転職の面接もオンラインが当たり前になってきました。とはいえ、まだ始まったばかりのオンライン面接。経験した人もそれほど多くなく、思わぬ失敗やトラブルも発生しているようです。
今回は、オンライン面談時の「しまった!」を避けるための準備と対応について紹介します。
①面接は接続が安定した場所で
フリーWi-Fiスポットやインターネットの電波が弱い場所だと、面接の途中で接続が不安定になり、音声が聞こえなくなったりタイムラグが発生したりするリスクがあります。出来るだけネット環境の安定した場所、できれば有線LANケーブルでの接続が安全です。無線LANの場合は、安定した接続が約束されている場所かどうか、事前に確認しておきましょう。
②カメラは固定!高さに注意
スマートフォンやタブレットを手で持ちながらの面接は、画面が揺れてしまい、面接官にいい印象を与えません。あらかじめしっかり固定しておきましょう。
また、机の上などにスマートフォンを直に置くと、カメラに映った時には下から煽るようなうつり方になり、印象が悪くなります。スマートフォンやタブレットの高さを調整し、自分の顔が正面から映るようにセッティングしましょう。
③アイコンに注意
プライベートでも使っている「Zoom」「Skype」のプロフィール写真やアイコンは面接官に見えています。好きな写真や趣味の写真、キャラクターの写真、ペットやお子さんの写真を設定している方も多いでしょう。自分の写真でも、デコレーションしていたり、コスプレだったりしませんか?
面接官に きちんとした印象を 持ってもらうためには、フォーマルな自分の写真の画像に設定しなおしましょう。面接用・ビジネス用のアカウントを別に作っておけば安心ですね。
④背景や雑音に注意
自分の部屋で面接を受けるときは、カメラに映る範囲の背景には気をつけましょう。壁に貼ってあるポスターが印象を悪くしないか?脱ぎっぱなしの服が置いてないか?
また、雑音は意外と相手に届くものです。ドアや窓は閉め、テレビは消して余計な音がしないように心がけてください。ご家族にも面接があることを伝えて、音に気をつけてもらいましょう。
⑤オンラインでも気を抜きすぎない
これは、実際にあった話です。「面接中に膝に猫が乗っていた」「上半身はスーツだったのに下半身はパジャマだった」…オンラインだからと気を抜いていたのが面接官に見えてしまっていたという話は少なくありません。「普段の会議や営業、接客と同じ」と、気を引き締めて面接に臨みましょう。
⑥もし、接続が途切れてしまったら
万が一、面接の途中でネットの接続が途切れてしまったら…最も焦るトラブルです。
不慮のアクシデントに備えて、ネット以外でつながる電話番号を事前に聞いておくと安心です。会議システムがダウンした際にはすぐに連絡して、事情を話せば、「トラブルの時に、迅速に対応できる力がある」と好印象にもなりえます。
また、話の途中で電池切れなどにならないよう、スマートフォンやタブレットの充電はかならず100%にしておきましょう。
いかがでしたか?今後も増えると思われるオンライン面接。準備さえしておけば避けられた失敗で、面接官に悪い印象を与えてしまわないよう、気をつけてくださいね。