【テレビ・映像業界のお仕事トピックス】巣ごもり需要で好調!通販番組の最新事情
テレビ・映像業界への転職・就職を考えているという方は、通販番組業界に注目してみてはいかがでしょうか。コンテンツが多様化し、多くの視聴者を獲得するのが難しくなっているテレビ業界のなかで、通販番組は依然として成長を続けています。
本記事ではそんな通販番組の現状をレポート。そして今後さらなる市場成長をもたらすであろうと期待されるサービス「ordr」についても紹介します。
テレビ・映像業界に興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
上向きが続く通販番組の現状
2015年に2兆円を突破したテレビ広告費は、2016年をピークに下降傾向が続いています。2020年には1兆5000億円台と、国内広告費の4分の1に。YoutubeやインターネットTVの台頭によってコンテンツが多様化するなか、テレビ局もインターネット経由の収益を伸ばそうとしています。ネット広告費は6年連続で2ケタ成長を続けており、2019年にテレビ広告費を上回りました。
そんななかで好調なのが、通販・EC市場です。
日本通信販売協会が会員企業123社を対象にした調査によると、直近10年の平均成長率は8.7%で、22年連続の増加が続いています。2020年度の通販の売上高は、前年比20.1%増の10兆6300億円と、調査がはじまってから最高の伸び率を記録しました。
背景にあるのは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要です。外出自粛中の購入手段として、通販を活用する人が急増。とくに伸びているのは家電・家具といった家庭用品や食品の売上です。
通販番組の情報サービスordrも追い風に?!
通販・EC市場のさらなる飛躍を後押しするのが、2021年4月に株式会社PTPからリリースされた「ordr(オーダー)」です。
ordrは通信番組を検索できる情報サービスで、BC・CS・独立放送局を含む全国127局、年間400,000本という膨大な通販番組のデータを網羅。また商品ごとに、どのエリアにいくらで売られているのか、どれくらいの注文があるのか、どのようにプロモーションされているのかもすべて可視化できます。
自社案件の受注率やMR(広告費がどれくらい回収できたかを示す指標)などを設定して分析ができる機能も付いており、通販企業は他社の動向をチェックしながら戦略を練ることが可能です。新たな市場を開拓するうえでのマーケティングツールとして、活用する企業が増えています。
このようなサービスの存在はEC事業者のテレビ通販進出や、ローカル局の通販番組スタートの契機にもなると考えられます。収益の多角化をめざすテレビ局にとっても、通販は重要な事業となっています。
通販番組の求人なら日テレ人材センター
制作会社など映像関連企業にネットワークがある日テレ人材センターは、テレビ業界を牽引する通販番組関連の求人も扱っており、正社員・派遣を問わず多様な求人を揃えています。
一例として、通販番組制作会社のディレクターの求人を見てみましょう。業務内容は、さまざまな商品を紹介する番組のコンテンツ企画。スタッフ・出演者の手配、スケジュール調整、ロケハン、当日の段取りなど撮影の準備も行います。撮影当日は現場に立ち会うほか、編集も手がけるなど、番組全体を取り仕切る役割です。
この他にも日テレ人材センターの求人情報サイトには、未経験者歓迎の仕事も数多く掲載されています。テレビ番組制作のスキル・知識がなくても働ける事務系の職種やアシスタントの求人もあり、業界経験を積んで専門職に転身する人もいるようです。
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