日テレ新会社設立でも話題! 注目を集めるVTuberビジネスの今
新しい形のインフルエンサーとして、テレビ業界からもそのタレント性に注目が集まっている「VTuber」。
日本テレビでもVTuberネットワークの運営や番組制作、イベント開催など、VTuberに関連するさまざまな事業を展開してきました。2022年4月1日にはVTuber事業を分社化して、新会社「ClaN Entertainment」を設立しています。
今回はVTuberについて、概要・活躍事例・将来性を深堀りしていきます。VTuberに携わる仕事をしたい方はもちろん、メディア業界で働くことに興味がある方も、ぜひチェックしてみてくださいね。
そもそもVTuberとは?
VTuber(バーチャルYouTuber)とは、生身の人間の代わりにアバターを使って動画配信を行うYouTuberを指す言葉。
アバターはアニメ風のCGで描かれていることが多く、若者を中心に多くの人に親しみやすいビジュアルが特徴です。
日本では2018年以降、草分け的存在である「キズナアイ」がマスメディアの注目を集めたことがきっかけで、もともと約5,000人ほどだったVTuberの数は飛躍的に増加。2021年には3倍の約1万6,000人にまで及びました。
主要な活躍の場のひとつであるYouTube Liveでは、全世界を対象とした有料コメント機能「スーパーチャット」の総額ランキングで1位から9位までを日本のVTuberが独占。うち6位以上が総額1億円を突破しており、その過熱ぶりが伺えます。
VTuberの活躍事例と将来性
人気VTuberの活躍の場はYouTube内にとどまりません。
その影響力や集客力に着目したさまざまな企業との「コラボ」という形で、ビジネス業界にも活躍の場を広げています。
オリジナルメニューやグッズなどのコラボ商品、VTuber仕様に装飾された店内などがSNSで話題になり、ファンが殺到することも。このような成功事例を見たほかの企業が、続々とコラボを展開するという好循環も発生しました。
企業・地方自治体がPRを目的に、オリジナルのVTuberを制作するケースもあります。専門学校や小学校の授業にVTuberが登場するといった活用例もあり、地域活性や教育といった分野にも普及していく可能性が高いでしょう。
2021年に日本テレビで放送がスタートした『プロジェクトV』のように、VTuberがテレビのバラエティ番組に出演する機会も増えました。CMに起用されるなど、テレビタレントのように扱われる場合も少なくありません。
eスポーツでゲーム内のキャラクターとしてVTuberが登場したり、音楽業界で独自プロジェクトが発足したりと、エンタメ業界にも大きなインパクトを与えています。
VTuberの新たな活動領域として注目されているのが、VR技術を利用した仮想空間「メタバース」です。
メタバースであれば、ファン自身がバーチャル空間でアバターを操作しながら、VTuberとより密度の濃い交流を行えるようになります。これまでなかった、まったく新しい形のオンラインイベントやライブが誕生するかもしれません。
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例えばVTuberに関する番組・イベントの制作サポート業務。制作会社や事務所とのやり取りをはじめ、スタジオでの収録対応、プロモーションのサポートなどを通して、VTuberの魅力を伝える仕事です。
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