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2022.04.11

絵が描けなくても大丈夫!未経験から挑戦できるアニメ制作進行の仕事

長期的な成長を続けているアニメ業界。アニメが好きで、アニメ関係の職業に就きたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

一方でアニメ業界への就職・転職に興味があっても、自分にはクリエイティブなスキルや経験がないからと、諦めている方がいるかもしれません。

今回は未経験からでも挑戦できるアニメの「制作進行」の仕事について、レポートします。

制作進行の仕事内容

「制作進行」は、アニメプロジェクトの内容・納期・予算などに合わせて、制作に携わるさまざまなスタッフの管理を行う仕事です。

制作進行はアニメ制作のほぼすべてのプロセスに関わります。業務は多岐に渡り、具体的にはアニメーターやスタッフの確保、作画の打ち合わせ、資料収集をはじめとする事務、進捗確認、完成した原画の回収・チェックなどです。

ディレクター・演出家・アニメーターのパイプ役として、連絡事項を伝えたり、スケジュールの調整をしたり、トラブルに対処したりするのも大事な役割です。

制作進行の仕事に専門的な技術はとくに必要ありません。技術よりもヒューマンスキルが重視されるため、絵を描けなくても挑戦することが可能です。

複数話の制作が並行して進むTVアニメでは、それぞれの話に制作進行がつき、納期に間に合うように制作を進めていくのが普通です。スケジュールが遅れている場合などには厳しい調整が必要になることも少なくありません。

原画のクオリティに問題があるときはアニメーターに修正を求めるケースもあり、責任は重大です。

こうした厳しい一面はあるものの、アニメの完成を一番近いところから見届けられる、やりがいの大きい仕事といえるでしょう。

制作進行としてキャリアを重ねていくと、数人の制作進行をまとめる「制作デスク」やプロジェクトの総責任者である「プロデューサー」に昇格していくこともできます。

アニメ業界でスキルと経験を身に着けながらキャリアアップしていきたいという方には、とくにオススメです。

制作進行になるには

制作進行になる方法としては、制作進行を募集しているアニメ制作会社に就職・転職をするのが一般的。経験の有無を問わないケースも多く、正社員以外にもアルバイト・派遣社員といった選択肢があるため、アニメ業界のなかでもチャレンジしやすい職種といえます。

アニメ専門学校の出身者などアニメ制作の流れをすでに理解している人材、マネジメントの経験がある人材は、採用されやすいでしょう。

スケジュール管理能力、丁寧なコミュニケーションができるスキル、状況に応じて柔軟に対応できる力があると、現場では重宝されます。また車で移動するケースも多いため、車の運転ができるとよいでしょう。運転免許が応募条件になっている場合も少なくありません。

関わったアニメが世界で評価される日も

日本動画協会の公表によると、2020年の日本アニメ産業の市場規模は2兆4,261億円となりました。新型コロナウイルス感染症の影響で前年から3.5%の減少となったものの、依然として高い水準を維持しています。

とくに海外市場ではアニメに関連付けてビジネスを展開するメディアミックスが好調です。市場規模は国内を上回る1兆2,394億円にまで成長しました。

業界の動きも活発です。2021年にはソニーグループが米国のアニメ配信プラットフォームを買収したほか、バンダイナムコがグループ5社を総合アニメ事業に再編しました。

アニメ業界は、今後も成長が続くと予想されています。アニメを起点としたコンテンツパワーの重要性は、国内外ともに増していく可能性が高いでしょう。

制作進行で関わった作品が将来、世界で評価される日が来るかもしれません。

制作進行をはじめとしてさまざまな仕事を扱っている「日テレ人材センター」は、未経験からアニメ業界に挑戦したい方の力になれる人材会社です。

これまでの経験を活かして制作進行として活躍したい方、アニメが好きでアニメ制作に関わる仕事がしたいという情熱のある方は、ぜひお声がけください。

業界を熟知したキャリアカウンセラーが、あなたにぴったりの仕事を紹介いたします。