注目度UP!動画配信サービスに関わる仕事 【前編】
テレビや映像、エンタメなどのお仕事に関心がある読者も多いこのブログ。さまざまな職種がありますが、今回は最近とくに注目度が上がっている動画配信サービスに関わるお仕事についてお話ししましょう。
注目度急上昇の動画配信サービス
ここ数年の動画配信サービスの急成長には驚きますよね。スマートフォンとインターネットの普及により、市場は大きく拡大。幅広い年代のユーザーを獲得しています。
2010年に762億円だった国内の有料動画配信サービスの市場規模は、2018年のデータではなんと2200億円にもなっています。
配信の形態にもさまざまあり、NetflixやHuluのように一定の月額で映画やドラマを視聴できるものや、Amazon Primeのように1作品ごとの購入もできるもの、YouTubeやTikTokのようにユーザーが配信もできるものもあります。
市場が大きく成長している動画の世界。急速な市場拡大にともない、動画を制作する人材も多く必要とされるようになりました。とくにここ数年での急激な成長で、求人数も増加しています。
動画に関わる…どんな仕事があるの?
では、動画配信サービスに関わる仕事には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
大きく分けると、企画担当、制作担当、技術担当、営業広報担当、データ分析担当などになります。テレビの番組作りの仕事と大きくは変わりませんが、動画配信独特の職種や今後増えると考えられる職種もあります。
目的をもって企画をし、映像を作って配信し、結果を分析して次に活かすという作業はどんな業界でも変わらない手順ともいえます。
今回はその中でも、企画、制作についてお話ししましょう。
企画のとりまとめを行うプロデューサー
作品の総監督ともいえるのがプロデューサーです。
クライアントがいる場合はクライアントからの要望を受け、全体を総括し企画します。お金を管理しているのもプロデューサー。すべての采配をにぎるポジションになります。
はじめからプロデューサーの仕事につけることは少なく、ディレクターの経験を経てプロデューサーに昇格するというルートが普通です。
制作全体の指揮を執るディレクター
ディレクターは作品を実際に作る現場監督といえる位置づけです。制作現場で全体を見ながら指示を出して作業を進めていきます。
そのディレクターの補佐として現場がスムーズに運ぶようにサポートするのがアシスタントディレクターです。制作の仕事のスタートはこのアシスタントディレクターから、というのが通常です。
アシスタントディレクターは未経験からでも募集がありますので、実際の制作現場で仕事をしてみたいと考えている人は、ぜひ求人情報をチェックしてみてください。
次回は、技術や営業担当、近年の動画配信で新たに出てきた技術職などについてお話しします。