制作進行、ライツ営業・・・ ニーズ急増のアニメ関連求人
「テレビや映像、エンタメ業界のお仕事」には、「やりがいがあって華やか」というイメージがあり、憧れている人も多いのではないでしょうか。とはいえ、テレビや映像関連の仕事といっても、さまざまなジャンルや職種があります。そんななかで、今回は最近ニーズが高まっている仕事について、業務の内容と求められる人材について解説したいと思います。
ニーズ急増のアニメ関連の仕事
アニメーションといえば、日本が世界に誇れるカルチャーです。地上波、BS/CS、ネットTVなど配信チャネルが広がるなかで、毎日のように新しいアニメが作られています。それぞれにおいて多様なコンテンツが求められており、アニメーション関連の求人も少なくありません。
アニメに関わる仕事といえば、CGデザイナーやアニメーターなどが思い浮かびますが、それらは専門的なスキルがなければ仕事に就くことが難しい職種です。しかし、アニメ関連業界の求人のなかには、他業界からでも転職がめざせる仕事があり、営業や企画職の経験があれば評価されるケースもあるのです。
制作進行、ライツ営業ってどんな仕事?
中でもニーズが増えているのが、番組制作進行やディレクター・プロデューサー、海外向け版権営業などの仕事です。制作進行は、コンテンツ制作の状況を管理し、配信日までの業務をスムーズに進めるために調整する仕事です。
予算やスケジュールも含めて、アニメ作品制作の全体を管理するのがプロデューサー。制作に携わるスタッフを動かし、企画・コンセプトに即したコンテンツを作り上げるのがディレクターです。さまざまな関係者に対する交渉や、クリエーターに対する方向付けと納品物チェックを行うディレクターは、アニメに関する専門知識とコミュニケーション力が求められます。アシスタントからスタートし、経験を積んでノウハウを習得した後、ひとり立ちするケースが大半を占めています。
海外向け版権営業は、アニメの版権を海外に販売する仕事です。日本で人気のアニメーションの多くは、海外でも高い評価を受けており、作品やキャラクターの二次展開(書籍化や音楽配信、グッズ販売など)を企画・営業できる人材が求められています。広告代理店での営業経験や、海外とのやりとりがある営業・事務職の経験があれば、未経験からでも仕事に就ける可能性が高まります。
求められる人材とは?
これらの職種には、どのような人材が求められるのでしょうか。実務経験があればもちろん有利ですが、他業界で企画・営業・制作進行などの部署にいた人や、職種を問わず権利関係のビジネスに携わったことがある人もチャレンジさせてくれる会社はあるものと思われます。未経験求人でも、アニメやコンテンツ関連の業界で活躍したいという熱意は必須条件となるのではないでしょうか。
それぞれの仕事について、もっと知りたいと思った方は、日テレ人材センターのキャリアカウンセラーに相談してみてください。