番組・動画・Web・営業…実は幅広い！テレビ・映像・エンタメ業界のプロデューサーの仕事

プロデューサーはテレビ、映像、エンタメ業界全体でニーズが高い仕事のひとつです。

「プロデューサー」という言葉は聞いたことがあっても、実際にどんな仕事をしているか、またプロデューサーになるにはどのような手順を踏めばよいのか、知らない人も多いのではないでしょうか。

この記事では、テレビ番組のプロデュサーを例にプロデューサーの仕事内容と、業界ごとに求められるスキル・知識・経験を解説。また日テレ人材センターで募集中のプロデューサー求人も紹介していきます。プロデューサーの仕事に興味があるという方は、ぜひ参考にしてください。

そもそもプロデューサーとは？

エンタメ業界の「プロデューサー」は、プロジェクト全体の総責任者。コンテンツが商業的に成功するか否かはプロデューサーにかかっているといっても過言ではなく、責任が重い一方で、やりがいのある仕事でもあります。

テレビ番組のプロデューサーの仕事は、番組全体の構成を作ること、制作予算の管理、出演者のキャスティングなど非常に多岐にわたります。
企画はディレクターや放送作家が作成することもありますが、企画をどうするか最終的な判断をくだすのはディレクターです。また企画案を、決定権をもつ会社の上層部などにプレゼンテーションを行うのもプロデューサーの役割です。

企画が決定したら、プロデューサーは出演者の交渉やギャラの交渉など、各方面との交渉をはじめていきます。スポンサーや広告代理店と交渉しながら、予算の調達・管理をするのも重要な仕事です。制作スタッフなどの人員を手配し、番組作りに欠かせない放送作家や演出家、ディレクターなどとの打ち合わせを行います。テレビ番組のプロデューサーは、番組制作の経験とさまざまな業界の人脈を持つことが必須の職業といえます。

番組制作の現場はディレクターが主導して行いますが、プロデューサーは全体を見て進行が上手く進むように管理します。コンテンツが無事完成した後にもプロモーション活動や、二次利用も含めたビジネス展開にも関わるなど、ひとつの番組に紐づいたあらゆる領域に関わり指揮をするのがテレビ番組のプロデューサーの仕事です。

業界によって異なるプロデューサーのなり方

エンタメ業界全体の市場拡大を背景に、従来のテレビ業界だけでなく、動画制作、YouTube、Web、アニメ、音楽、ゲームなどさまざまな業界でプロデューサーの需要が上昇中です。

ただし一口にプロデューサーといっても、業界によって求められるスキル・経験は異なります。

例えばテレビ局・アニメ業界などではAD（アシスタントディレクター）・AP（アシスタントプロデューサー）・制作進行としてディレクターやプロデューサーの下で経験を積むのが一般的。対して動画制作など比較的新しい業界では、即戦力が期待される傾向が強く、他業界での経験があればOKという場合も少なくありません。

また音楽業界などアーティストとしての経験を活かして、プロデューサーに転向するケースもあります。WebプロデューサーになるうえではWeb制作におけるスキルが有利に働くでしょう。

とはいえ業界を問わず、プロデューサーに共通して求められるスキルもあります。

プロデューサーは現場のスタッフに加え、スポンサーなど他業界の人と関わる機会も多くコミュニケーション能力が欠かせません。単に良好な関係性を築くだけでなく、関係者に提案・交渉を行うなどの営業力も不可欠です。

加えて面白いオリジナルコンテンツをつくるためには、企画力・発想力だけでなく、業界内におさまらない幅広い分野の知識をもとに、需要のあるコンテンツか否かを判断する力が求められます。

日テレ人材センターで募集中のプロデューサー求人

テレビやエンタメ業界に強い日テレ人材センターでは、プロデューサーの求人を取り扱っています。

例えば2021年10月時点で募集中の仕事として挙げられるのが、日テレグループ動画配信会社の「オリジナルコンテンツ制作プロデューサー」。動画配信サービス用に、オリジナルコンテンツの企画・制作を行う仕事で、業務内容はスケジュール・予算・スタッフの管理からビジネス展開まで多岐にわたります。

応募資格は番組制作・プロデュースの経験と知識、またはコンテンツビジネスを立ち上げての統括プロデュース経験です。以上を満たしていれば動画配信会社での業務経験がなくても問題ありません。

日テレ人材センターの求人情報サイトには、他にもさまざまな業界のプロデューサー求人が掲載されています。プロデューサー以外にも、ディレクター、コンテンツ企画・制作、アニメのライツ営業から事務職の派遣求人まで多様な求人を扱っていますので、テレビ・動画・エンタメ業界で働きたいという方は、求人情報サイトをチェックしてみてください。

日テレ人材センターでは、テレビ・映像・エンタメ業界の知識が豊富なキャリアカウンセラーが転職をサポートしており、不明点・疑問点などを相談することができます。業界について知りたい方や、キャリアについて相談したい方、求人の詳細を確認したい方は、ぜひお声がけください。